本能でやせる究極の簡単ダイエット!

おなかいっぱい食べてやせる方法
第3章 本能との対話
■ダイエットの本当の怖さ
ダイエットの本当の怖さというのは、やせられないことではなく、
いったん始めたら、死ぬまでやめることができなくなる
ということだと思います。
ダイエットをやめる自由などほとんど存在しないのです。
やめたら激太りという悲しい結末が待っているからです。
食べることへの執着心が高い状態のまま、気を抜いたら、
猛烈に食べ過ぎてしまいます。
ダイエットをやめる自由を取り戻して欲しいと思っています。
次の状況において、A とB のどちらを選ぶか考えてみてください。
ひどい風邪をひいて、熱が40 度以上あり、
少しでもはやく高すぎる熱を下げたいと思うとき、
あなたはどちらの方法を選択しますか?
A 冷たい水風呂に入って、体を冷やし、
高すぎる体温を少しでもはやく下げようとする。
B 無理に体温を下げようとせずに、体をあたためて、
ゆっくり横になって休み、体の自己治癒能力を高めようとする。
ほとんどの人がB を選び、A を選ぶなんてどうかしているだろう、
と笑うのではないでしょうか。
では、次の場合はどうでしょうか?
体重が標準体重よりも20 キロ以上重くなってしまい、
少しでもはやくやせたいと思うとき、
あなたならどちらの方法を選択しますか?
A 少しでもはやくやせるために、
食べる量をできるだけ減らし、必死に運動をする。
B あせらずに、体の信号に忠実にしたがって、
ちょうど満腹感を感じるところまで食べて、
あとの体型のコントロールなどは、本能にまかせてしまう。
これはどうでしょうか?
世の中のほとんどの人はA を選択するだろうと思います。
水風呂に入ったとしても、少し危険はともなうものの、
生き物の回復力は非常に強いので、
ほとんどの場合は無事に体温が下がると思います。
しかし、体重の場合は、A を選択すると、
ほとんどの場合は、やせられずに逆に太ってしまいます。
「世の中の常識がそうだからといって、
A を選択するなんて、なんと馬鹿げているのだろう。」
と思えるようになって欲しいと思っています。
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