本能でやせる究極の簡単ダイエット!



おなかいっぱい食べてやせる方法


第3章 本能との対話


■糖分をうまく摂取する

糖分をとらないダイエットは、脳にとってあまりにも過酷なものであり、
うまくいく可能性は極めて低いでしょう。
脳が最も喜ぶ栄養分である糖分は必要に応じて積極的に補給してください。
糖分を摂取するといえば、すぐに糖尿病とイメージしてしまいがちですが、
糖尿病の原因は、遺伝、ストレス、食べすぎ、肥満、栄養バランスの悪さ、
飲酒、運動不足、睡眠不足などなど非常に複雑なものであって、
間食や食後に甘いものを食べたら糖尿病になる
などと短絡的には考えないでください。

もちろん、ジュース類などで大量に糖分を摂取するのは
体によいはずはありません。
適切に摂取するようにしましょう。
このあたりのことは高田明和先生の
『脳の栄養失調―脳とダイエットの危険な関係』
『「砂糖は太る」の誤解―科学で見る砂糖の素顔』
どちらも講談社・ブルーバックス などを参考にしてください。

どのような甘いものがよいかですが、
噛みごたえもある、岩おこし(粟おこし)、
黒砂糖菓子、和菓子類などがよいです。
おこしは甘さが十分えられるうえ、しょうが風味で
冷静さを保つことができるので、特におすすめです。

1 口サイズのものを2 個くらい食べましょう。
チョコレートでもいいのですが、あまりにも魅力がありすぎて、
くせになってしまうかもしれないので、
余裕がでるまでは控えた方がいいかもしれません。
余裕がでてきたら、ケーキでも高級スイーツでも
何でも好きなものを食べてください。
ただし、量は1 度にあまりたくさんとらないでください。
1 度に、大福などは半分、多くても1 個まで、
ショートケーキは半分か3 分の1くらいで。
なかなか満足できないときは大目に食べてもよいです。
甘いものを食べるときは、あついお茶、紅茶、コーヒーなどを
いっしょに飲むようにしてください。

ピンク色のお皿で甘いものを食べると、
甘さをより強く感じられるのでかなりお得です。
いずれにしても、100%の満腹感を求めるのはやめましょう。
それでは結局、限界ポイントまで食べてしまうからです。
満腹感は90%を越えてきて、
そこから食べ進めてもあまり満腹感が上がらないようならば、
すでに満腹ポイントを超えている可能性が高いので、
甘いものを食べて、満足感(幸福感)を高めるようにしましょう。

その方が少ない量で、より高い満足感をえられます。
食事の最後の方は特にゆっくりと一口ずつ大事に食べてください。
最後を特にゆっくりと食べると、満腹感がかなり高まるのを感じると思います。

ダイエットの正攻法(まとめ)
1、 本能を信頼して、食欲にまかせる。
2、 本物の食欲とにせものの食欲を見分けて、
本物の食欲にはきちんとしたがい、にせものの食欲はシャットアウトする。



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